打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

株式会社ケミカル・テクノロジー
機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2018年05月27日 [光触媒]
当社独自のノウハウがあると公言してきましたが、大前提の「380nmUV光で反応すべき」をうっかり忘れていました。
困った困ったこまどり姉妹・・・この一文に特段の意味はありません、悪しからず。
当社の汎用光触媒コーティング剤は室内外双方で反応するようにルチル型を採用しています。普通の太陽光下ではアナターゼだろうがルチルだろうがあまり関係なく光触媒反応は進行します。
NOx−1
このスペクトル図ではアナターゼが反応する波長の380nmよりもルチルの400nmのほうがむしろエネルギー高めですね。
ただ、困ったことにNOx除去のJIS試験では光源にブラックライトを使います。これは380nmのシャープな単色光なのでルチルはまったく反応しません、たんなる白い粉。
光触媒としてJIS規格に準拠してPIAJ認証を得るためには絶対にアナターゼ型を使わねばならないことは、冷静に考えるともっともな理屈です。急遽、成分を一部変更してNOx除去性能を大幅に強化することに成功しました。
NOx−2
尚、NOx除去は屋外用途だけの想定ですので屋内は意味がありません、念のため。

2018年05月20日 [光触媒]
塗料にしても接着剤にしてもエポキシ樹脂は硬化剤とセットの2成分型で製品化されることが多いですね、そのほうが下地との接着性が更に強くなりますらね。・・・でもエポキシって硬化剤の比率も結構多いなぁ、って気がついたあなたは偉い!
エポキシ接着剤
エポキシ樹脂は一般的に硬化剤(ポリアミド樹脂/ポリアミン樹脂)の比率も高くすることが避けられません。
一般的にエポキシ樹脂はUV光に脆弱なので日光にさらされる上塗り塗料には使えないことは有名ですが、では、日光に当たれば具体的にどう劣化するのか・・・
A.白濁&チョーキングする
B.黄変する
が、思い当たる現象でしょうが、実はBはエポキシ樹脂本来の脆弱性ではなく硬化剤の性質なのですね。硬化剤の比率を多くしないとダメな低分子量エポキシの悲劇です。エポキシ硬化
でも、ここからが私の秘蔵ノウハウの開示なのですが、・・・では「どのくらいのUVカット率が上塗りにあれば下塗りエポキシとして20年くらいの耐候性に耐えうるのか」という問題の答えですが。
350nmのUVで94%以上のカット率が上塗りにあれば20年くらいの耐候性はある!ということが実はわかっています。
これを応用した、遮熱塗料とその仕様の最適化は次のお題にさせてください。

2018年05月13日 [光触媒]
エポキシ樹脂は金属その他への密着性がよくて化学的にも安定なので、塗料の世界では下塗り塗料用の樹脂として一般的に使われています。人体への有害性も実は極めて少ないので、身近なところでは缶入り飲料の腐食防止内面コートはほぼすべてエポキシ樹脂です。缶コーヒーフレーバー試験というのがあって、鼻が鈍感でも舌が鋭敏な私はよく試験者にさせられ、缶ビールに溶け出したエポキシの銘柄まで当てました、自慢でもないですが。
「有害性が少ない」というのはエポキシ樹脂そのままか、酸無水物系の硬化剤と組み合わせる場合にいえることです。・・・っが、よく接着剤にあるような2成分混合型のエポキシ樹脂製品の場合は硬化剤のポリアミド樹脂の有害性が高いので話は変わってきます。
エポキシ樹脂にはアルコール性水酸基OHが多いので、一見、ウレタンと反応しそうですがよくよく観察するとこれは2級アルコールなのでウレタンとの反応性はほとんどないです。・・・つまり、2成分混合型のエポキシ樹脂やその塗料は間違えてウレタン塗料の硬化剤を混ぜても硬化しません。
逆にエポキシ構造エポキシ環はポリアミドやアミンとよく反応しますから、たとえばアンモニアとはすぐに反応します。
2成分混合型のエポキシ塗料を塗装した後の器具は(刷毛も含めて)アンモニアを過剰に含ませた溶剤で洗浄すると長持ちします、ご参考までに。

2018年05月07日 [光触媒]
以前、光触媒反応は水の中で起こる電気化学反応だとご説明しました。水の電気分解を基本にしていますので主な生成物は水素ガスと酸素ガスのはずです。・・・遊び心で熱帯魚水槽の内側に塗布して「エアレーターの要らない水槽」ができないか試したことがありました、酸素ガスの発生で溶存酸素濃度が上がることを想像しましたんで。水槽
結果はまさかの逆で、溶存酸素の濃度はみるみる下がっていきました。予備テストしなきゃ熱帯魚を全滅させるところでした、危ない、危ない。
どうもNafionをビヒクルにしたときは酸素還元が起こっているようです。水中酸素濃度が下がるのはそれしか説明できません。
植物の世界には「湿害」という用語があるそうで、土中や水中の酸素濃度が足りないとき、底に根のを張っている植物が枯れてしまう現象を言うそうです。・・・まだ、確定的なことはいえませんが、ときどきコンクリートに塗布して緑色系の藻や苔やカビが自然に枯れてくれたのは活性酸素の漂白ではなく、この酸素不足による湿害のような気がしてきました。アカデミックにはさらに突っ込みたい現象です。
経過観察

PageTop