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2022年03月23日 [光触媒]

光触媒は地球温暖化防止に貢献できるか(室内偏)?

光触媒で人工光合成という話も出てきておりますがまだまだ実用化には時間がかかりそうです。ここでは「明日からでもできる光触媒の応用」という視点でご提案します。
1.省エネルギーへの応用
コロナ禍でこまめな換気が推奨されていますが、本来これは空調電力を浪費する行為です。換気をほとんどせずに光触媒&加湿器でウィルスの伝播を防ぐ方法をかつてご提案しましたが、空調電力の削減におおいにお役に立てるので再度ここでご紹介します。加湿器から発生させるのは単なる水で十分です。
閉鎖空間では呼吸による炭酸ガスCO2の濃度上昇も心配ですが、CO2は水に溶解しますので加湿器から水分を噴霧するとそのCO2除去にも役立てます。炭酸ガス溶解度低温ほどよく溶けるので加湿器は蒸発型でなく超音波型をお勧めします。
2.消毒液の削減からのアプローチ
当社光触媒を一度塗布するとその後の清拭は水で十分で、アルコール(エタノール)を使う必要はなくなります。エタノールはけっこう赤外線(IR)を吸収しますのでこれを放散すれはCO2の25倍程度の地球温暖化係数を有するすごいガスを大気中に放散することになります。赤外線領域の吸収スペクトルを炭酸ガスと比較してみましょう。炭酸ガスIRエタノールCO2(炭酸ガス)は吸収ピークがわずか2つであるのに対してエタノールは圧倒的に広い領域の赤外線を吸収することがわかります。
また、大気中に放散されたエタノールは紫外線等で酸化分解されますが、その反応の結果エタノール1分子からCO2が2分子生成されます。エタノール酸化反応
最後まで地球温暖化防止に向けて厄介な存在であることが分かりますね。
これを削減するだけで地球温暖化防止に大きく寄与できると考えられます。
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