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2018年03月22日 [光触媒]

カットするUVの違いも重要だぁ

UV-AとかUV-Bとかはコスメ用語で、塗料技術者はまず使いませんが分かりやすいようにあえて使ってみます。ただ、ちょっと内容が違い・・・
UV-A:380nm前後の、比較的長波長UVでエネルギーは小さいが光触媒反応を起こす。
UV-B:350nm以下の短波長UVで、エネルギ−が大きくプラスチックを直接分解する。UVカット剤
顔料系の無機系UV吸収(カット)剤はUV-A、UV-Bともに遮蔽しますが、勢いに乗って可視光も一部遮りますからどうしても「ちょっと色がついている」ように見えてしまします。対して有機系UV吸収剤は完全透明ですが、UV-Aを遮る能力が劣っています。
UV理論
今回の結論はちょっと重要でして・・・過去のブログで「着色塗膜の劣化の原因は光触媒反応だ」とご説明しました。
ということは、有機系UV吸収剤でUVカット機能を付与したクリヤーはプラスチックの劣化を防ぐことはできるかもしれませんが、着色塗膜の褪色防止にはほとんど効果がない、ということになります。乾いて透明フィルムを形成するUVカット(プロテクト)クリヤーはすべて有機系UV吸収剤でカット機能をつけていますので改善が必要ですね・・・・この反省をもとに業界の長年の慣習を破り、今般無機系UV吸収剤を併用して「ちょっと透明じゃないけど光触媒反応を完全に抑えるクリヤー」を開発しました。ローンチカスタマー向けの裏メニューにしています。

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