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機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術

新着情報

2024/04/19

PIAJ性能判定基準と実際の性能

日本を磨く会の会報「日本を磨きあい通心」の4月号でたばこの消臭に関する理論を記事にしていただきました……… 続きを読む


ブログ

熱線(赤外線)を効率よく反射するということ

2024/04/17

熱線(赤外線)を効率よく反射するということ

今年も遮熱塗料の需要が増す季節になってきました。省エネ、CO2削減、SDGsをきわめて低コストで達成できる工法としていっそう普及して欲しいですね。もう何度か話題にしてはいますが、その熱線(赤外線)を反射する理論をおさらいさせて頂きます。
「白色」は実は色ではありません。光の全(乱)反射をヒトの目が白と認識しているだけです。だから、どれだけ効率よく光を反射させるかがもっとも重要なポイントになります。これは客観的に「屈折率」で評価できます。屈折率の差が大きいとそこで光が屈折&反射されます。
空気の屈折率が低い(屈折率1.00)ので、固まりで透明な固体は砕くと例外なく白く見えます。(右がアナターゼ型酸化チタン、左はテフロン粉末)
でも、たとえば表中に「体質顔料」がありますね。これは塗料中に大量に含まれますが塗料樹脂(屈折率1.4〜1.6)との差が小さいので混合すると無色になってしまいます。余談ながら「透明になる顔料をなんでわざわざ添加する必要があるのだろう?」とサラリーマン研究者1年生のときに思ったのですが、原価低減という重要かつ秘密の使命があったのですね。なにせ炭酸カルシウムなんか40円/kg(当時)でタダのような値段でした。意外な事実なのですが、酸化チタンはルチルにせよアナターゼにせよダイヤモンドを超える非常に屈折率の高い材料です。固体を144面カットすればダイヤモンドより見事な輝きになります。反射率も従って高く、この粉末は白色顔料としてはピッタリであると言えます。赤外線も光の一部なのでつまりは赤外線を反射させるには酸化チタンが史上最強&最適の顔料であるといえます。ところで、屈折率は波長によって変わります。プリズムで太陽光が可視光線では7色に分かれることはよく知られていますが、波長の長い赤外線は赤のさらに外側になり、つまりは「もっとも屈折&反射させにくい光線」ということになります。
これを効率よく反射させるためにはたんに表面を白くするだけでは不十分で、さらに工夫が必要ですね。 現在、この理論をもとにコスパが格段にいい遮熱塗料を某コラボ先と共同開発中ですので近々ご紹介できます、ご期待下さい。


光触媒でボウフラ駆除を実現する

2024/04/03

光触媒でボウフラ駆除を実現する

蚊の幼虫のボウフラは成長が非常に早く、少しの水たまりでも繁殖する厄介な生物です。本来の光触媒はその有機物分解能力が数ヶ月から数年を要しますので、まずこの対策にはなりません。しかし当社光触媒は光触媒の副反応として、成分の金属銅粒子から銅イオンUCu2+が継続的に発生することが特長です。ホームページや各種報告書にご紹介した反応をおさらいしますと
光触媒の基本的な反応
  光触媒アノード反応
  H2O  →  2H+  +  O2  +  2e
  光触媒カソード反応
  O2 + 2H+  + 2e  →  2OH・
  2OH・ → H2O2
当社が開発した独自の付加反応は
  Cu + H2O2  →  Cu2+  +  2OH-
銅イオンUCu2+の強いボウフラ駆除効果は国際論文でも再三確認&発表されていて1〜2ppmの薄い濃度で十分に成長阻害&駆除効果が得られるとされています。さらに当社光触媒はバインダーへのナフィオン樹脂の採用で耐水性が非常に優れているため水に没する部分に施工しても長期の耐久性が確保でき塗布した後、水中に銅イオンUCu2+をリリースし続けます。
ちなみにリリースされる銅イオンUCu2+の濃度は最大10ppm程度で、一般的なプールの防藻に採用されている濃度と同レベルであり安全性には問題ありません。いわば十円玉を握っているような状態です。数日間でも水が滞留する部位はすべてボウフラ発生源になる可能性があります。屋外で凹んだ部分のある水平面はすべてその候補です。成虫の「蚊」への対策品は世に大量に出回っていますが、ボウフラ対策はまだまだ希少な技術ではないでしょうか。持続力も含めて大いに社会に貢献できると確信しています。


各種応用例(ソーラーパネル)
ソーラーパネル
かんたん施工でも降雨に曝される屋外屋根部分でセルフクリーニング機能を発揮し続けますが、乾燥状態でのホコリ汚れも防止できる機能も特異的な特長です
最新情報(レジオネラ菌対応)
光触媒コーティング剤として史上初めて公的機関でのレジオネラ菌滅菌機能の証明書をいただきました。この菌の撲滅には非常に高い耐水性も求められていますが、それも楽々とクリアしておりますのでご安心ください。
各種応用例(水槽の藻抑止)
光触媒機能自体に加えて、とてつもない耐水性が要求される分野でも続々と応用範囲を広げています。専業メーカーと共同開発しております。

常に最先端のフッ素施工・光触媒&電気化学技術をご提供します!

常に最先端のフッ素施工・光触媒&電気化学技術をご提供します!
20年以上にわたり光触媒コーティングの先進的な開発に携わってきました
防カビ、漂白、殺菌、塩害防止、防錆、中性化防止等の能動的な機能をコーティング膜に付与することが得意中の得意です。
現在この機能は主に光触媒を用いて出していますが他の化学現象も実用化準備中です。
施工がかんたんで耐久性が良好でしかもそこそこ低廉な価格であることに心がけています。
これらの問題で悩んでおられる日本中の皆さんにぜひ使って頂きたいです。ブルネイ大学
当社の特徴
ベンチャーファンドからの投資を受けました
FVC
3度にわたる厳格な審査の結果、この度フューチャーベンチャーキャピタル社(東証スタンダード8462)から出資を受けました。上場会社を株主としてお迎えしたからにはIPOに向けて全力を尽くしたいと思います。
きれいJAPAN活動に積極的に貢献します
きれいJAPAN
今年から始動した光触媒工業会のきれいJAPAN活動に当社も懸命に尽くします。セルフクリーニングは先輩会社がすでに関与されていますので
1.完璧な防カビ機能による景観保持
2.比肩なきコンクリートの保護機能による景観保持
3.鉄鋼の効率的防錆による景観保護
を重要ポイントとして活動します。宜しくお願いします。
セルフクリーニング系の特許を取得しました。わかりやすい解説をYouTubeにアップしておりますのでご覧ください。
親水性に関する久しぶりの基本特許です。当社が多用しているNafionは光触媒反応に強靱な半面、環境に放置するとCa2+やAl3+等の多価金属イオンと結合してアイオノマーを形成して親水性が失われます。そこで親水性の発現を完全に光触媒に負わせることでこれを克服し「高くて永続的な親水性」「膜厚依存が低く良好な作業性」と「コストダウン」すべてを可能にしました。光沢の変化も殆どないので自動車ボディーへも適用できます。
また、この度(財)関西文化学術研究都市推進機構から優れた先進的特許というお墨付きを得ました。光触媒としてははじめての快挙です。権威ある機関から用途や得意先まで提案されて身に余る光栄です。けいはんな
詳細情報
Nafion型光触媒コーティング剤の誕生秘話を披露しています。青年時代から信奉するポアンカレの法則にまったく従った発明でした。自分の成功体験を踏まえて、若い技術者、研究者には「できるだけ専門外の人達と交流して情報交換するように」と忠告しています。そういう私も日々実践しています。
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