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2023年08月17日 [光触媒]
クロカビ成長の加速試験を考案しました
あるコラボ先から「光触媒塗布の有無でクロカビ生長の差がわかる、一般ユーザーでも体感できる条件設定の確立を」と依頼されて研究してきました。「常温の室内で1週間以内に目視で明白にわかる」という条件です。クロカビといっても色々な種類があり、公的試験等でよく採用される菌種はAspergillus niger ですが今回は室内でクロスや浴室タイル目地によく見られるCladsporiumを選びました。身近で集めやすいですからね。ホームセンターで市販されている壁クロスを使い、その一方に光触媒を塗布&乾燥させ、さらに4時間太陽光で日光浴させました、ちなみに壁クロスには「防カビ処理済」の表示がありました。
培養液にも工夫を要しました。植物栄養素のうち、リンPがクロカビ成長の加速にもっとも効果的でした。クロスを入れた容器に培養液を入れて実験スタートです。部屋で採取したクロカビの種を各容器の左端に投入していますが、48時間後にもうこんな差になっています。6日目で実験を終えました。光触媒クロスでは種からのクロカビの成長がまったく見られず完全に滅菌されている証拠とも言えます。
もう繰り返しご説明してきましたがこの光触媒には適量の金属銅微粒子が共存していて、それから光触媒反応により強力な殺菌作用をもつ銅イオンCu2+が発生します。ナフィオンに閉じ込められてこの銅イオンCu2+はほとんど膜の外に出ませんので「人体に無害でありながら強力な防カビ機能を有する」唯一の防カビ方法であるといえます。
多彩なコラボ先のご要望に合致するよう成分の調整等のカスタムメイドも随時実施していますのでご興味の折にはお問い合わせください。
培養液にも工夫を要しました。植物栄養素のうち、リンPがクロカビ成長の加速にもっとも効果的でした。クロスを入れた容器に培養液を入れて実験スタートです。部屋で採取したクロカビの種を各容器の左端に投入していますが、48時間後にもうこんな差になっています。6日目で実験を終えました。光触媒クロスでは種からのクロカビの成長がまったく見られず完全に滅菌されている証拠とも言えます。
もう繰り返しご説明してきましたがこの光触媒には適量の金属銅微粒子が共存していて、それから光触媒反応により強力な殺菌作用をもつ銅イオンCu2+が発生します。ナフィオンに閉じ込められてこの銅イオンCu2+はほとんど膜の外に出ませんので「人体に無害でありながら強力な防カビ機能を有する」唯一の防カビ方法であるといえます。
多彩なコラボ先のご要望に合致するよう成分の調整等のカスタムメイドも随時実施していますのでご興味の折にはお問い合わせください。