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2023年08月25日 [光触媒]

遮熱塗料の仕上げ仕様に正式に採用されました

永らく当社と研究コラボしてきたコスモテクノロジー社が同社の熱制御塗料(遮熱塗料)の仕上げ剤としてNFE2を正式採用して頂きました。採用第1号の現場は成城石井成城店です。成城石井発祥の地の1号店だそうで誠に名誉なことで深く感謝しております。12
同社の熱制御塗料は屋根用や壁面用と多彩ですが、今般は壁面用を用いての施工でした。人口密集地の狭隘な現場での塗装作業ですから臭気や騒音はもちろん御法度ですがミスト飛散も厳禁ですのでローラー施工しか選択肢がありません。しかし良好な仕上りで進捗しているようです。3当社がかねてから主張してきたように実は遮熱塗料の性能の維持には防汚染性(セルフクリーニング)とりわけ防カビ防藻も含めた防汚染性が絶対に必要です。煤煙汚れであれクロカビ汚れであれ強力な赤外線吸収剤ですから表面がそれで汚れるとせっかくの赤外線(熱線)反射能力が大きく損なわれてしまいます。 化学の分析でよく用いられるFT−IRで赤外線(熱線)の吸収チャートを見てみましょう。まずはばい煙から4太陽光に含まれる赤外線はほぼ2500cm-1より短波長(左側)ですが3000-1あたりに大きなピークがあることが分かります。それではクロカビはどうでしょうか・・・・5意外ですがクロカビのほうがばい煙より赤外線をずっと吸収しやすいことが明らかですね。遮熱塗料の仕上げ材としては、高耐候性はもちろんですがばい煙への防汚染性だけでなく防カビ性も重要であることがご理解いだけると思います。もちろん屋根への遮熱塗料の適用ではより重要さが増しますね。

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