打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

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機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2017年12月30日 [光触媒]
(・・・多少というか大いに自慢げにご披露しますが)今般、ブルネイ王宮の屋根に採用されました、施工中動画です。NFE2は光触媒その他の有効成分の濃度が高いのでローラーで軽く1回塗布するだけで十分に必要な機能が得られます。
ASEANを含む世界ではもう主流で常識でもあるのですが、ローラーで塗布できないと外装用の塗料やコーティング剤としては落第でもありますので。ブルネイ王宮屋根
凹凸の著しい瓦葺き部分には圧送ポールガンの採用を薦めていたのですが・・・その点ではまだ日本の方が少し進んでいるようでもあり、でも、宅配便も人力車になりつつある昨今の趨勢では「人力でできる作業は人力でする」のがもっとも進歩した工法でしょうか。

2017年12月29日 [光触媒]
有機塗膜は古くなると親水性になるというお話は以前しましたが、ガラスは逆に古くなるほど撥水性になるという事実はあまり知られていません。
新しいガラスや研磨したてのガラスの表面には、水を引きつける官能基であるSi−OHがたくさんありますが、これはアルコールと違って自己縮合する性質があります。
シリコーン縮合反応
せっかくのSi−OHが縮合してSi−O−Siのシラノール結合になってだんだん減ってしまいます。これは実は気をつけなくてはならない重要な性質です。
ガラス研磨
ガラスは研磨するだけでもけっこうな親水性になりますから、光触媒施工の前にこの工程を入れると、正直、その親水性がガラス自体のものか光触媒のものか判らなくなる場合が多いのですね。ガラス自体の親水性はしかし、その後数カ月でなくなりますからガラスへの光触媒施工のクレームの大半はこれに起因すると言われています。研磨工程をなくすように研究開発すべきですね。
ちなみにケイ素のようにOHがくっついて親水性になるが縮合反応でそれが徐々になくなるのは他の典型金属AlアルミやTiチタンでもよくみられる現象です。酸化チタンの超親水性と、それが徐々になくなるのをこれで説明している場合も多いです。
ガラスに光触媒を施工した物件は、念のため1年後にも親水性が持続しているか調べる方がいいです。

2017年12月24日 [光触媒]
インド各地の40か所以上の携帯基地局に遮熱用途の光触媒を施工して実証試験をしてきました。携帯基地局施工した後のコストがまるでかからないという経済性もおおいに評価されてきましたが、今般NEDO(経産省の外郭団体)のお墨付きが得られました
NEDOこのデータは非常に重要です、これをきっかけに省エネ環境分野で光触媒のPRをもっとすべきですね、私もデリー、ラクナウ、チェンナイ、ムンバイ、バンガロール、ゴア・・・インドでは日・印友好のために頑張りました。インパールに行けなかったのは平成の宮崎繁三郎を自認する私には心残りですが。

2017年12月23日 [光触媒]
たとえばグレーを「白+黒」から作る場合と「白+赤+黄+青」から作る場合があります。太陽光のもとではまったく同じ色に見えるのですが反射スペクトルはかなり違っています。スペクトル
光源が太陽光から蛍光灯に変わりますと、波長分布の違いが反射スペクトルの差になって「まったく違った色に見える」ことがあります・・・というかだいたいそうなります。これをメタメリズムと呼びます。厳密にいえば、たとえば同じ赤顔料でも「酸化鉄」と「キナクリドン」ではスペクトルはまったく違って、光源を変えると色が変わりますから偽札の判定にもこの現象は使われています。
この画像は昼光色光源で同じ色のボールが(左)、光源をナトリウムランプに変えるとまったく異なる色になることを示しています。(右)
メタメリズム
建築施工の点では、一般にこの現象はできるだけ抑えなければなりません。従って、たとえば打ち放しコンクリートの色合わせに使う顔料はコンクリートに含まれる色素成分と同じものにする配慮が必要になってきます。
もちろん「昼間は判らなかったが、夜に照明がついたときに像が現れる」といった面白い施工に応用することもできます・・・一度やってみたい。

2017年12月15日 [光触媒]
久しぶりの塗料基礎知識ネタで失礼します・・・
塗料はだいたい白、黒、赤、黄、青の5つの原色を調合して各色を生産しています。「黒」が入るのが学校の理科や美術で習ったことと違う点でしょうか。塗料配合
たとえばチョコレート色を例にしますと、これは赤、黄、黒からできています。どんな塗料も褪色しますが、原色が同じスピードで褪せることはありません。赤が先に褪色するとそのチョコレートは黄+黒=黄土色になり、黄が先に褪色すると赤+黒=桧皮色、黒が先に褪色すると(黒はカーボンブラックなので褪色しにくいが)赤+黄=茶色になります。つまり初めはチョコレート色だったものが自然曝露の過程でまったく異なる色になるわけです。どんな原色つまり顔料を使うかは塗料会社やその銘柄により千差万別なのでつまりは「銘柄が違うと最初は同じ色でも暫くすると全く違う色になる可能性がある」ということです。
塗装計画を立てる場合は極力「同じ色にすべき部分は同一銘柄(の欲を言えば同一ロット)で統一する」ということを覚えておいて下さい。
塗料

2017年12月09日 [光触媒]
光触媒と金属銅、銀粉を組み合わせる防カビに対する当社技術の優秀さが認められてASEAN各国で受け入れられつつあるのは誇らしいことですね。今般、タイのホテルで本施工です。タイ1
ローラー塗り1回で仕上げるには光触媒の濃度を相当高くしなければなりませんがメリットを施工に最大限生かしてもらっています。・・・しかしこんな曲芸みたいな施工は日本ではもう不可能でしょうが。「高温多湿のタイの過酷な気候で実績を積んで行ってほしい!!」愛しい製品と技術に祈りを込めています。タイ2

2017年12月07日 [光触媒]
北新地をフラフラしていたら久しぶりに出会いました「西辻ビル」じつはこれ、12年前に施工したNafion型光触媒の本邦というか世界初物件です、妙に懐かしい・・・
西辻ビル
「12年前とまったく変わってないなぁ新築のようだ!」というと「お前、なんか光触媒のセルフクリーニングに関して否定的なこと言ってたよな!」という突っ込みが入るかと。
確かに既存塗膜に光触媒を塗布してもどのみち既存塗膜も顔料の光触媒反応で劣化して、セルフクリーニングっぽい機能を示すようになりますから長期的には無意味という自説は曲げませんが、唯一の例外は「下地が劣化しない材質であること」ですね。このビルの場合パネルをラミネートフィルムで覆って、その上から光触媒を塗布しました。透明フィルムは光触媒反応を起こす顔料がないので機能を実感しやすいのですね。濃色が映えていますが光触媒反応のなれの果てであるチョーキングが起こっていないことも判ります。続報もご期待ください。

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