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2020年10月18日 [光触媒]
室内照明でよく反応させるためには可視光光触媒という特別のグレードを使う必要がありますが、これは現在世界で(つまり日本で)3社しか工業生産していません。我々コーティングメーカーはその3社の光触媒粉末のうちのどれかを採用してコーティング剤に加工することになります。
貯蔵安定性を確認するために粉末の1%水分散液を調製して観察しています。光触媒液わずか1%の濃度でもすごく濁っていますが、光触媒はもともと顔料でもありますのでこの程度の着色は仕方のないことで、逆に言えばこのくらい着色するほどの濃さでなければ実際に効くほどの機能はないということになります。濁っているということは「反応のための光を吸っている」ということと同じですから。
ところで左側がちょっと黄色いですね、これが重要です。可視光光触媒はUVだけでなく可視光も吸収することが特長なので本来、真っ白ではなく何らかの色がつくはずなのです。白は色ではなく「可視光の全反射が白く見える」だけですので。スペクトル可視光光触媒は380nmの近紫外域から450nmの青色の光を吸収します。わかりやすくハンター図を示してみましょう。ハンター色差つまり、青の補色は黄色ですので、青い光を吸収するとその光触媒は黄色く見えるということになります。ちょっと黄味がかっているのは目に見える可視光をよく吸って反応している証なのですね。白い光触媒は目に見える可視光をほとんど吸収していない効率の悪さの結果ともいえます。
室内でよく反応する光触媒の、外観による判別としては、従って
黄色く見える>白く見える>>>>>透明度が高い
の順になります。透明度の高い液剤には光触媒はほとんど含まれませんので、評価の対象外といったところでしょうか・・・・
もちろんこれは光触媒だけの話ですので他の成分による着色はまた別の話になります。

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