打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

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機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2017年09月30日 [光触媒]
じゃあ、光触媒のセルフクリーニング機能は希代の詐欺話で終わるのか・・・ではなさそうなのがこの分野の面白さです。
床光触媒これは室内床面に光触媒を塗布したPタイルサンプル板の画像ですが、比較で判りやすいように半面だけしか塗布していません。ほぼ3年その上を自由歩行していたのですが、はっきりとセルフクリーニングの差が付いています。道が泥でぬかるんでいた時代と大いに異なり、最近の靴底汚れはアスファルト系の親油性であることが原因であると考えられます。この分野で光触媒を活かす光明が見えていると思われます。
・・・しかし、今までの「雨水が光触媒の親水性表面に付着した汚れを洗い流す」という、光触媒製品を宣伝しているほぼすべての企業の説明が怪しくなってきました。どなたか関係者からの説得力のある反論をお待ちしております。


2017年09月28日 [光触媒]
某営業先から辛辣なコメントを頂戴しました。読者批評この先は東京では有名な建設会社ですが、許可を得てお名前を伏せてアップしました。
・・・まぁ、その通りなのですね。通常の有機塗膜はUV光他で徐々に劣化して、つまりは親水性になるので、親水性についてはハナから光触媒を塗布した部分と3年くらいで差はなくなります。 この劣化も光触媒反応ですから「両方とも光触媒反応の結果です」と強弁できなくもないか・・できません。
活性酸素の有機物分解云々とか高尚そうに言っても、セルフクリーニング機能はしょせん親水性頼みである事実は、ユーザーがもう認識してきています。
曝露板
こんな汚染の微妙な差でも2年が限度かな。
光触媒の「歴然たる、必須とされうる差」を作るために我々技術者はもっともっと努力しなければなりません。

2017年09月26日 [光触媒]
有機物劣化の評価である「耐候性」に最も悪影響を与える因子は、万人の認めるところまず「紫外線」ですが、そのあとは・・・「湿度」とか「活性酸素」、「微生物」とか諸説ありますが、決定的には「寒冷サイクル」です。認識している人はまだ少ないですね、経験と勉強が足りません。
「白」が優れているのはIRを反射するためこの「寒冷サイクル」がもっとも穏やかになることに因るのですね。 
逆に言うと屋根用塗料のクレームである「剥離」や「チョーキング」は「濃色だから寒冷サイクルが大きい」という現象にだいたいは起因しています。
だから屋根も白で塗る限り難しい仕様書も材料もほとんど必要ありません。
米国政府は最近シェール革命で省エネなんて言わなくなりましたが、原油価格が100ドルを越えている頃には盛んに「Cool Roof」といって屋根を白くぬることを国民に薦めていました。どこを精査しても「どんな仕様で塗れ」といったことには触れていません。つまり「白である限りどんな塗料で屋根を塗ろうがそこそこ耐候性がある」ということを経験的に知っていたのですね。
3年前にグアム(米領)に行ったときに着陸寸前の飛行機から地上を撮りましたがみごとにすべての建物の屋根が白く塗られていました。
結論として「屋根を白く塗る場合、気をつけなければならない点は乾燥膜厚100ミクロン以上!というだけで、あとは大して気に留める必要がない。プライマーなしでもいい場合もある」という極めて大らかな法則性です。
日本の塗料メーカーも自社塗料の耐候性試験データをカタログ等で顧客に示す場合、殆どすべて「白色塗膜」を実験体に使っているので、実はこれを薄々知っているのですね。
黒やその他の着色塗膜とどのくらいの差があるのか・・・・おいおい詳説させていただきます。グアム上空クールルーフ

2017年09月23日 [光触媒]
前話では塗膜を100ミクロン以上(乾燥膜厚)にすると遮熱塗料としての性能が得られるということを解説しましたが、じゃあどんな遮熱塗料が最も有効か!??は、あまり客観的に各銘柄を比較した実験例がないのですが、やや旧聞ながら9年前の日経ホームビルダー誌が遮熱塗料と一般塗料との比較として公表していました。・・・・呆気ない結果は「一般塗料白が最も遮熱(日射反射)機能が高い」というものでした。酸化チタンの段違いに高い屈折率を考えると当然なことなのですが、一部の方々には未だに信じられない実験誤差のようです。
要点をかんたんにおさらいしますと「遮熱塗料導入の予算がない場合、単なる白色塗料を100ミクロン以上塗布すると、同等以上の性能が得られる」ということになります。
ただ、本文でも言及しましたように遮熱塗料の80%以上の高日射反射率は2年間保持されなくてはならないとJISで定められましたので、これをクリヤーできない製品が続出しています。光触媒をはじめとするカビ繁茂抑制を含めた防汚染対策は組み合わせるべきだと考えられます。
「屋根に白!」は、じゃあどんな白色塗料でもいいのか・・・・!???という話は次にホームビルダー2ホームビルダー1

2017年09月18日 [光触媒]
逆説的な表現ですが、「白」は色ではありません。入射光がすべて乱反射している状態を人間の眼は「白」と認識します。白くなりやすいのは従って「乱反射しやすい顔料」いいかえれば「屈折率の大きな微粒子」ということになります。酸化チタンは(ダイヤモンドを含む)あらゆる鉱物の中で最大の屈折率を持つので白色顔料に選ばれています。
ここでとくに遮熱塗料を施工する上で気をつけなければならないのは「屈折率は波長により変わり、波長に長い赤外線は屈折しにくい」ということです。プリズムでも最も直進に近いスペクトルに位置します。だから、人間の眼つまり可視光では白で完全に下地を隠ぺいしているように思えても、赤外線で見ると透けていることがままあります。・・・これをエッチな目的で使っている人もいますが、ここではまじめな話しかしませんので遮熱塗料の理論に突っ込みます。
つまり、遮熱塗料は、見た目はともかく、「赤外線を効率よく反射させる」ことに最大の存在意義があります。・・・しかし、(波長が長くて屈折&反射しにくい)赤外線を反射させるのは、それも赤外線だけを選択的に反射させるのはけっこう難しい。プリズム
このページの結論を言いますと、遮熱塗料の乾燥膜厚は最低100ミクロン必要です。 白いカラー鋼板製の物置やガレージの表面が意外に日射で熱かったりしますが、あれは工業塗装なので膜厚が20−30ミクロンしかありません。つまり「赤外線の眼で見るとスケスケの状態」なのですね。

2017年09月14日 [光触媒]
原点回帰で、じゃあ本来のシリケート樹脂を光触媒のビヒクル(専門用語で塗料用の樹脂の意味)として採用すれば、親水性といい、化学的といい申し分ないのじゃない!??と、業界の趨勢がそちらに靡きましたしある意味正しい選択でした。・・・しかし、本来のシリケート樹脂にはとんでもない魔性が潜んでいたのです。船越栄一郎に近づく●居一代か。 つまり、硬化反応に伴い強烈な体積収縮が起こり、しかもその現象は促進耐候性試験機では再現されないということです。紫外線とは関係ない反応ですのでね。
光触媒塗料で問題となった剥離、白濁、チョーキング等々のクレームは、実はだから光触媒そのものではなくシリケート樹脂により引き起こされたものが大半でありある意味、光触媒は濡れ衣だったのですね・・・・シリケート3

2017年09月05日 [光触媒]
WeatherBond
東南アジアで耐候性の良さで評判の日本製塗料の一例ですが、国内ではとっくに相手にされていないアクリルエマルジョンで、おまけに東南アジアの過酷な環境で塗料に5年保証を付けています! どんな特異な企業秘密があるのか・・・は自分で塗ってみればすぐわかります。とにかく止まりが悪い!!ローラーでワンコートの隠ぺい力は15−20%しかありません。完全に下地が隠れるまで5回は塗らないとダメですね。不揮発分は60%前後ありますからこれはつまり顔料の比率が極端に低いということです。酸化チタンに限らず顔料はすべて光触媒反応を起こす、着色塗膜の劣化は光触媒反応だ!とは以前お話ししましたが、その理屈通りの塗料設計です。
つまり、平凡な樹脂の塗料でも顔料濃度を落とすと耐候性がグングンと向上します。「5回も塗ってられるかよ!?」と、お嘆きのアナタ、最後まで聞いてください。つまり「仕上げの最後の塗装だけ、クリヤーを混ぜて顔料濃度を落とした塗料を塗ればそれでいい」ということにもなります。管理が大変ですが、それこそ塗装店の技術の見せどころではないでしょうか。

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