打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

株式会社ケミカル・テクノロジー
機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2019年03月27日 [光触媒]
塗装面の変色、褪色、劣化を防止することを主目的とする「耐候性」検討とまったく使う技術が違うのですが「耐食性」は躯体が金属の場合はより重要なテーマです。平たく表現すると「錆びなくする」ということですね。この場合、フッ素とかアクリルシリコンとか樹脂の性能よりも膜厚の確保のほうがはるかに重要になります。・・・・ちなみに明石大橋では250ミクロン以上の重防食!
住生ビル
このビルはアルミパネルの外装でNOxの濃い環境での立地のため耐候性よりも「耐食性」を強く求められました。竣工後36年になりますがアルミの白錆は一切発生していないので胸をなでおろしています。特徴的なエンボスデザインなのですがどの部位でも80ミクロン以上の乾燥膜厚が必須とされて新米研究者の北村が厚膜を安定的に形成できる塗料設計を担当しました。ただ、塗料だけではどうしても鋭角的な出隅(業界用語で「ピン角」)は薄塗になるため、パネルメーカーの日軽金様と打ち合わせて出隅にすべて曲率半径10mm以上の丸みをつけていただきました。専門用語で10Rといいますがヘンな映画の話ではありません。
R
塗料とデザインのコラボが実際に耐候性や耐食性を向上させるうえで実に重要で、光触媒もその構成要素として使う方法がもっとも面白いので追々ご紹介したいと思います。リクエストもお待ちしています。

2019年03月23日 [光触媒]
「えっ!世界最古の木造建築は法隆寺じゃなかったんだ!」と教えて頂いたのは建物の長寿命化に造詣の深い今井俊夫先生(今井環境建築事務所)でした。元興寺です、飛鳥寺からの移築もカウントすると今年で1437年経過。木材だけではなく瓦も・・・
元興寺木材の優れた耐久性ももちろん評価されるべきでしょうが、より重要なポイントはやはり「瓦」でしょう。(瓦という)純セラミックの並外れた強靱性と遮蔽性で木材を紫外線と風雨から効率的に保護しています。唯一最大の欠点が脆性と伸縮性の無さなのですが・・・よくよく瓦を観察しますと瓦屋根小片を重ね合わせるように集合体にして擬似的な柔軟性と伸縮性を作り出しています。木材との熱膨張率の差もこれで吸収しているのですね。
今まで有機ポリマーの応用に凝り固まっていた自分の発想を反省しています。段違いに耐候性、耐久性に優れたコーティング剤の原料としてもっと純セラミックを多用すべきですね。
セラミックフレーク
セラミックフレークを活用して1000年以上の耐久性をもつコーティング剤に挑戦しようと考えています。・・・促進耐候性試験機はどうするのか
もちろん光触媒もセラミックの一種なのですが、表面保護のためには瓦のように平板状である必要があると考えています。

2019年03月10日 [光触媒]
ホンダフジシマ効果は世紀を跨いだ大発見なのですが、惜しむらくはこの現象の実用的な用途を開拓した技術者、科学者がいませんでした。おこがましい表現で恐縮ですが、私が先鞭を付けさせていただきました。
エネルギーの蓄積ではなく「鉄筋コンクリートの防食&アルカリ再生」の見地から。ホンダフジシマ
みなさんカソード側(マイナス極)側の水素発生だけ注目されていましたが、「水素を発生するという状態はその電極金属が腐食しないということと同じ意味」という点に誰も着目しなかったのは不思議な偶然です。鉄筋をカソードにすることにより理論的には永久にその発錆を防ぐことが可能です。また、同時にカソードではOH-つまりアルカリが自動的に発生しますので、中性化の進んだコンクリートを内部からアルカリ回復させることも可能になります。・・・この動画はかつてYouTubeにアップしたのですが消されてしまいました。ともかく(自分で言うのもおこがましいが)画期的な老朽化鉄筋コンクリートの再生技術です。カソード講義けっこう黒山の聴衆だったのですが風景撮影の依頼を忘れていました・・・これは日本ハウスカラー社古川社長様からご厚意で頂いた貴重な1枚です。

2019年03月08日 [光触媒]
光触媒工業会ブースでのプレゼンは各社のPRの場とは知らなかったので、ブルネイ大学での講義と同じ内容で行いましたが結果として大成功で、工業会関係者の皆さんからも「光触媒反応の内容がよくわかった」と言われて光栄でした。
光触媒反応
しかし、これって大阪大学の桑畑教授から教えて貰った内容をそのままパクっただけなんですが・・・桑先生ごめんなさい。板ではなく粉の酸化チタンのカソード反応が水素ガスの発生ではなく過酸化水素の生成であるのは皆さん意外なご様子でした。つまり光触媒反応で生成する活性酸素は酸素系漂白剤とほぼ同じなので効果効能も酸素系漂白剤と似ている、という事になります。
講演中
近々動画もアップしますが英語版も作らにゃいかんですねぇ。明日はホンダフジシマ効果を応用した防食システムについて講義させていただきますが、改めて感じたのは反応機構の系統的な説明の大切さですね。

2019年03月01日 [光触媒]
お得意先からの「幼稚園のお砂場を消毒できるような光触媒を作ってくれないか」というご要望がきっかけとなり開発してきました。幼児が舐めても完全無害であるのは大前提ですが、殺菌機能が砂に隠れた部分でも相当長く持続しなければなりません。加えて消臭機能にも優れていてしかも従来の光触媒と違って即効性も十分にあります。ペットトイレ
光触媒反応で発生する活性酸素を120%有効利用することを原理としていますが詳細のご説明は来週の建築建材展2019でさせていただこうと考えております。コストもけっこう低くできますので、生ごみの処理、嘔吐や排せつの後始末等にご提案できると考えております。
1-Week
粉末状態の光触媒はホンダフジシマ効果で進行する単結晶光触媒とその反応機構がかなり違いますが、その有効活用に一石を投じたものであろうと自負しております。

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