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2017年11月01日 [光触媒]

屋根用塗料はなぜ難しいのかー温冷サイクルー

壁用塗料に比べて屋根用塗料の耐候性維持が「非常に難しい」と問題になることが多いのですが、今まで納得のいく説明を受けたことがありません。「屋根は壁より太陽に近いから」なんて説明にはなっていませんよね、平屋の屋根は高層ビルの壁より太陽から遠いですから・・・塗料技術者の見落としはズバリ「濃色の赤外線吸収」なんですね。日本人はというか世界中そうなんですが、なぜか屋根には濃色を塗るのが好きなのです。そうすると日中に太陽光を吸って過剰に熱くなる!!冬でも濃色の屋根はピークで優に50℃は越えます。加えて下地はセラミックだが塗膜はプラスチックで根本的に熱膨張率が異なります。熱膨張率
場合により1:100ほども違う熱膨張と熱収縮を1日1回は繰り広げているのですからそりゃあ、有機塗膜が劣化しないほうがおかしいわけでして。
っで、たとえば、屋根を白っぽく塗るとどうなるか!??夏場の日中でも30℃くらいの温度上昇に抑えられますので塗膜の劣化ははるかに緩やかになります。
この画像で示した屋根は、釉薬焼き瓦にプライマーも塗らず、水性ウレタンをそのまま塗布したのですが、4年経過後もチョーキングや剥離等のトラブルは一切ありません。
屋根塗装
1日1回の頻繁で極端な温冷サイクルが塗膜に与えるダメージがいかに甚大か!!逆にいえば、それを避けることで塗膜がいかに長持ちするかの典型例です。この要因を探るために20年ほど前までは大手塗料会社の耐候性試験室にはサンプル板に温度傾斜を付ける試験機があったのですが最近はなくなりました。・・・研究者も忙しく短絡的になってきているのか。
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