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2018年06月24日 [光触媒]

金属を直接外装に適用する例3(チタン)

金属としてのチタンは化学物質や環境変化に強靱ですから工業電解の電極に広く使われてきました。マニアックな分野ですが人類には欠かせない用途です。建築物外装に使うアイデアが生まれてきたのは1980年代後半だったと記憶しています。「1000年耐える屋根材」で両国国技館の屋根に採用されました。・・・壁より下のコンクリートが耐久性100年なのはご愛嬌。
ところが1990年代になりその金属チタンが、「すごく汚れる」という事実を伝えたのが日経アーキテクチュア誌で、舞台は養命酒酒造本社ビル
養命酒記事によると4ヶ月に1度の外装クリーニングが必要とか・・・
あれれ!!バルブメタルである金属チタンの表面には酸化チタンが形成されていて、更に光が当たることでそれが水酸化チタンになる、って話はどうなったのか!!??そもそも水酸化チタンが光触媒の超親水性の原因物質つまりセルフクリーニングの主役ではなかったのか!???と、突き詰めればなかなかミステリーっぽい展開になりますので
金属チタン
退屈な話が長くなります。面白いケーススタディも交えて順次紹介させていただきますが、今回の結論としては「セルフクリーニングとして有名な酸化チタンとは逆に、金属チタンはかえって汚れやすい・・・原因はよくわかっていない」ということになります。
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