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機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術

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2022年04月26日 [光触媒]

瞬間で光触媒の消臭機能が実感できるデモンストレーション

消臭機能はセルフクリーニングと並んで光触媒の1丁目1番地なのですが、なかなか瞬間芸として展示会等で来訪者にハッキリと実感してもらう実演の方法がありませんでした。今回はその改良版ご報告です。
まず光触媒はファブリックに含浸させて日光浴させます。ファブリックは表面積が意外に大きいので、こんな靴下片でも平滑壁面6〜10u分の表面積に相当しますから消臭の能率が上がります。日光浴で光触媒層に活性酸素H2O2がごっそりと蓄積されます。
日光浴
バインダー成分のナフィオン膜は電解質でもありますから活性酸素H2O2をより多く蓄積しやすいという特長もあります。
このような実演では臭気源は現実の腐敗物や排泄物ではもちろんなく、コーヒー豆や酢コンブが採用されている例が散見されました。そこそこマイルドでありながら芳香を感じる臭気源が好ましいことからコーヒー豆とカレー粉を選択しました。デモ前これらの芳香には顕著な特徴があります。「芳香族アルデヒド」であることですね。抗酸化性を謳う食品には天然の還元剤である芳香族アルデヒドが含まれることが多いです。(図の○印がアルデヒド基)香り成分光触媒の活性酸素がこのアルデヒド基を真っ先に分解(酸化)し始めるのですが、その時点で香りは消滅します。
つまり、香り成分が完全に水と炭酸ガスに分解されるのではなくとりあえず「臭わなくなる物質に変わる」だけなのですが人間の嗅覚は「臭いが消えた」と感じますので変化がほぼ瞬間芸となります。デモ中靴下片を封入してから数秒経過後に蓋を取って嗅いでいただくと分かりますがまったく臭わなくなります。尚もコントラストを付けるためには、試験瓶の底に使い捨てカイロか電気アンカを敷いて加熱して臭気源からの臭いの放散を促進するという手も有効です。
このような芳香族有機物を実際に光触媒で水と炭酸ガスにまで分解するには週あるいは月単位の時間がかかりますが、瞬間で効果を見せる消臭の実演としては十分であると考えられます。YouTube動画でも解説しております。
「臭い」の原因には臭気物質そのものと、臭気を発生させるばい菌の2種類があると毎度ご説明していますが、これは前者への光触媒の効果を見せるかんたんな方法としてのご提案です、ぜひお試しください。使われているデモキットをご希望の場合はご連絡ください。
光触媒で古びたコンクリートに繁茂したカビとそれに付随する悪臭を防ぐには後者への対応が必要で、光触媒単独では不可能ですので別途ご報告いたします。

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