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2022年05月09日 [光触媒]

屋外コンクリート床面への施工実績

2年前にコンクリート舗装駐車場に光触媒施工いただいたユーザー様から「すごく効いている!2年経過してもタイヤ痕が着かない。リピートをお願いしたい!」という光栄なメールを頂戴いたしましたので画像も含めてご紹介します。パーキング1ちなみに「床面や陸屋根等の水平面に光触媒のセルフクリーニング効果がより強く現れる」と主張しているのは現在この業界で当社だけです。パーキング2実は光触媒の登場以前から親水性の応用は印刷業界ではオフセット印刷という分野でごく一般的に行われております。新聞紙や雑誌の印刷ですね。
印刷インキはカーボンブラック混じりの油性高分子で組成としてはばい煙汚れと同種ですが、そこには「付着後に降り注ぐ水分で汚れが流し落とされる」という概念はなく、単に「親水性面は油性物質を転写、付着させない」という表面エネルギーとしての解釈しかありません。 平版この解釈に沿って当社では曝露試験も水平曝露で実施して大きな成果を得てきました。水平曝露 光触媒のような親水性面では降雨で汚染が流されるのではなくそもそも汚染が付着しにくい性質があるなによりの証拠といえるでしょう。 ですから降雨のない室内床面でもセルフクリーニング機能が発現することは確認しています。
加えて、クルマも通る床面での耐摩耗性の謎ですが、これももう何度かご説明してきましたように膜厚わずか数ミクロンの光触媒層に担降わせるには無理があり、代替手段として「コンクリート内部に浸み込む低粘度液剤」となるよう調整しています。そうするとコンクリート内部まで光触媒が薄くコーティングされることになります。コンクリートは微視的には凹凸に富んだ素材ですが、凸部は凹部の1割もありません。 凸部の光触媒は当然ながらすぐに摩耗して剥がれますが、9割以上を占める凹部の光触媒は凸部のコンクリートに保護されて見かけ上、すぐれた耐摩耗性があるように機能します。
以前からこの理論の正当性を唱えてきて、防カビ、防藻および煤煙付着防止でのセルフクリーニングでは実績も積んできましたが、タイヤ痕防止での実績としては初めてご連絡を受けましたので関係各位にご報告させていただきます。
尚、コンクリートだけでなく石材やFRP防水面でも威力を発揮しますのご興味の折には当社か当社代理店までお問い合わせください。

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