打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

株式会社ケミカル・テクノロジー
機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2017年08月31日 [光触媒]
ケイ素は反応の手が本来4本ありますから、そのまま放置すると4方向にどんどん手を結んで(重合する)高分子化して岩石のような無機高分子になるのですが、4本のうち2本の手を殺して、糸のような2次元の高分子を作ることに成功した天才化学者キッピングのお蔭で、柔軟性に富んで常温で重合するシリコーン樹脂が誕生しました。これは現在のシリコーンシーラントの起源にもなる非常に耐候性と耐食性、化学的安定性に富んだ樹脂なので、我々のような光触媒応用化学者がまず「光触媒に侵されない安定さを保つ光触媒用樹脂」として目を付けるべき最初の材料でした。・・・が、不幸にして最大の致命的な欠陥を持っていたのです。「ケイ素と炭素の直接結合」この自然界には存在しない人工の結合のせいで強烈な「撥水性」をこの樹脂は持つようになったのです。
光触媒は光と共に水がなければ反応しませんので、こんな超撥水性の樹脂と光触媒を組み合わせても光触媒反応がちっとも起こらないとこがやがて判明することになりました。
シリケート2

2017年08月22日 [光触媒]
シリコーンは興味深い高分子です。岩石やソーラーパネルに代表される硬い3次元高分子から、シリコーンシーラントに代表される最も柔軟性に富む高分子まで、基本的にはケイ素と酸素の交互重合を基本骨格にしています。・・・なんでこんなに性格の極端に違う高分子が同じ元素から生まれるのか!??実はそのカギはケイ酸化合物の縮重合性向にあります。ケイ素と酸素の化合物は、つぎつぎと反応して高分子を作る傾向が強いのですね。だから地上の岩石は形成されたという説もありますが・・・・・
近代に至ってそこに割って入ったのが有機シリコーン!!ケイ素と炭素の直接結合は人間が作り出した人工的な結合ですが、反応性はそれで終了!つまりそれ以上反応が進まない、ケイ素のストッパー役を演じています。ケイ素が立体的に反応するのではなくて、2次元的にしか伸びない、でもビよーーンと伸縮するけったいな高分子が登場しだしたのはこれのせいです。
化学的には双方とも安定ですから、一見光触媒用のバインダーとしても適しているように思えますが、そうは問屋が卸さなかったのが悲劇の始まりでした。
シリケート構造

2017年08月07日 [光触媒]
なかなか「防カビや防藻に著しい効果がありますよ!」とご説明しても実際に試して頂けるお得意様がまだまだ少ないのが、私どもの努力不足なのですが、果敢にあちこちに試験施工して頂いている奇特な先様からご連絡を頂戴しました。誠にありがたく、改めて深謝します。
ユニバーサル建材様がご近所のカビや藻の生えている部位で試して頂いています。たった3日の経時観測ですが、驚くべき変化が確認できます。・・・光触媒コーティングの汚染防止効果については、その確認が数カ月はかかりますが、防カビ防藻はわずか3日で判ることを証明してくれました。
付言しますと、これは事前のクリーニングもなしにコーティング剤を直接塗布した事例でこれまで他社の仕様にもない独特の工程です。
これに意を強くして、良くも悪くも当社の製品を使ってくれた方々のご経験を、ご本人の許可を得てホームページで適宜ご紹介したいと考えております。塗布直後3日後
ちなみに刷毛で塗っておられます。

2017年08月07日 [光触媒]
クルマの排ガスの分野ではNOx除去はNOxを窒素ガスN2と酸素ガスO2に戻すことを言っておりまっすが・・・光触媒の世界では水に不溶性のNO(一酸化窒素)を水に可溶の二酸化窒素(NO2)にすることを言っているようです。・・・ちょっと、納得していない学者先生方もけっこういらっしゃるのですが、ここではそれはスル―して、つまりは「水に不溶性のガスをどう光触媒で処理するか」の解説をしたいと思います。
ちなみにNO一酸化窒素は大気汚染の分野では一方的に悪者のように言われておりますが、我々中年男性はリアップの主成分として恩になっています・・・そうそう、バイアグラの主成分もあり、その恩に(隠れて)なっておられる紳士方もいるようですね。
ノーベル賞を受賞したテーマでもあります。
続きは本文をご覧ください・・・


2017年08月06日 [光触媒]
1980年代までこの分野の研究は光触媒ではなく光半導体と言っていました。金属酸化物なら酸化チタンに限らずほぼすべてこれに含まれます。本来の「触媒」の意味に戻るとこちらの表現の方が正しいのですが、まあ、「光触媒」のほうが遥かに用語としては普及しましたので私も染まっています。反応性が最も高いものは!??といえば酸化チタンを上げる人も多いのですが、これはあくまで「太陽光のスペクトルで水を分解させるのに最も適した光触媒」であるだけの話です。・・・たとえば、塗膜を分解する、悪い意味での光触媒反応ではFe2O3(巷ではインディアンレッドで通っています)のほうが激しいという主張もあり色々な見方があります。現にバンドギャップを見てみますとTiO2が3.0eVなのに対してFe2O3は2.2eV、今、可視光反応型で何かと話題の多い酸化タングステンWO3は2.5eVと狭いですから理論的にはうなずけます。
・・・この辺で寝てしまう閲覧者をさけるためのとっておきの話題ですが、要するに無機顔料は全部光触媒で、塗膜を劣化させる因子です。
この濃度を1/2にすると単純に塗膜の寿命は2倍に伸びます。実際は、塗膜への水分の浸入が妨げられるため2倍以上に伸びますが。
つまり
「塗膜の寿命を格段に伸ばしたければ、同種塗料のクリヤーで薄めればよい!」という結論になります。
これが面倒だという方には「着色塗膜の上にクリヤー塗装をしても、ほぼ同様の効果が得られます」とも言えます。クリヤー塗膜には顔料が含まれていないので光触媒反応は起こりませんから。
このブログを閲覧してくれる方々の時間の無駄にならないよう、これからも閲覧者の利益になるアドバイスをできる限り提供しますので、定期的に読み感想をいただけるとありがたいです!酸化還元電位インディアンレッド

PageTop