打ち放しコンクリートと光触媒塗料に関するブログです | 株式会社ケミカル・テクノロジーは打ち放しコンクリートと光触媒塗料をご提供致します。

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機能が実感できるフッ素樹脂&光触媒技術
ブログ
2018年10月10日 [光触媒]
もちろんできます!・・・信じないヒトは旧来の常識に囚われています。
油性塗料の溶剤分が燃えるので、これを燃えない溶剤に替えればいいだけですよ。えっ「そんな溶剤は水しかないよ」ですって!?あるのですよフッ素系溶剤というのが。電子部品の業界ではもう一般的ですが、なぜか塗料業界で使おうとした技術者は(私以外は)誰もいませんね。可燃物
フッ素系溶剤はゼオローラとかアサヒクリンとかのブランドが有名ですが最近は長足の進化を遂げていまして危惧されているようなオゾン層破壊係数はほぼゼロになっています。有機溶剤成分をこれらに替えることで「燃えない油性塗料」が完成します、凄い発明なのですが判っていただけるでしょうか。付随するもう一つの効能としては「臭いがなくなる」でしょうか。一般的な有機溶剤と異なりフッ素系有機溶剤はほとんど臭気がしません。油性(溶剤系)塗料で燃えない、臭わない、なんて画期的なのですがご興味を持って頂いた方に具体的な作り方をお教えしますのでご連絡ください。フッ素系溶剤

2018年10月09日 [光触媒]
前々回で「チキソ性は顔料濃度が高いほど上がる」というお話をしましたが顔料濃度が高すぎると耐候性や耐水性が極端に下がるので限界があります。業界の公然の秘密としてはとくに外装用塗料の顔料の樹脂に対する比率は80%を超えてはならないという事実があります。知らない専門家が多いですけど・・・
そこで役に立つのが「水性塗料」なんですね。水性塗料では樹脂はエマルジョンといって界面活性剤に囲まれた粒になっています。
レオロジー説明
油性塗料では本来「粒子」としてカウントできない樹脂成分が「粒子」の役をするので水性塗料ではチキソ性が格段に向上します。
肉持ち感のいい塗料、厚膜を形成させたい塗料には水性塗料が適しているといえるでしょう。逆にクルマの塗装のように表面に凹凸をまったく作ってはならない場合には不適で、これは油性塗料のまだまだ独壇場です。

2018年09月19日 [光触媒]
タイ最大の打ち放しコンクリート建造物(・・おそらく世界最大)であるRAJAMANGARA国立競技場に採用を前提として打ち放しコンクリート補修工法と防カビ光触媒の試験施工をする機会をタイ当局から与えられました。国立競技場1日本のオリンピック競技場をヒト回り大きくした規模です。熱帯の打ち放しコンクリートなので随所に劣化の跡が見られます、まだ築20年なのですが。
セメントモルタルの醜い補修跡が夥しくあるのですがそこはもちろんINSITU調色でJIS基準で正確に合わせたフッ素樹脂でパターン付けして目立たないように。国立競技場こんな現場調色技巧を持つ日本の職人さんが少なくなったのは寂しい限りですがタイ人の職人さんは飲み込みが早い!打ち放しコンクリートは吸湿性が高いので当然カビの巣窟になりますから抜本的対策として高圧水洗後に防カビ光触媒を塗布しました。ローラー1回塗りですからその簡便さに当局関係官も驚かれていました。国立競技場2INSITU調色の模範演技は不肖北村がしましたが「年齢に抗っている姿が凜々しい」と褒めたれているのか貶されているのか判らないコメントを頂戴しました。国立競技場4・・・ちなみに髪の毛のことではありません。

2018年09月14日 [光触媒]
光触媒塗料のような不揮発分の低いサラサラの液を塗布するときにはあまり問題ではないのですが、吹き付け材や弾性防水剤のように垂直面に厚塗りをしなければならないときの重要な性質として「チキソトロピー性」(略してチキソ性)という用語を聞かれた方は多いでしょう。
具体的には「混ぜる間は粘度が低く、混ぜるのを止めると粘度が高くなる現象」です。
チキソ性
この性質がないと厚膜に塗ればダレてくるので壁面に施工するにはとても手間が掛かります。方法としてはレオロジーコントロール材に属ずる顔料を樹脂や溶剤に対してかなり高い比率で配合するのですが、この顔料はできるだけ真円ではなくいびつな形状がいいとされています。
これによりノズルの先から出て壁面に固着するまで(混ぜている間)はサラサラなのでスプレーしやすく、壁面に固着すると(混ぜるのを止めると)粘っこくなるので一度に厚膜を形成するのが楽になります。
吹きつけ風景
レオロジーコントロール材には耐候性に難点があるものが多いので仕上げ用途の塗材に使うには注意が必要です。塗料のダレでお悩みの方はご連絡ください。・・・サラサラの光触媒塗料をダレずに塗布するためには別の現象が必要ですが、これはまた別の機会に。
ちなみに地震による液状化もこれとほぼ同じ現象ですから(私見ですが)盛り土や埋め立てをするときには地盤がチキソトロピー流体にならないような配合にしないとダメだと思います。

2018年08月30日 [光触媒]
タイ国サムイ島で施工された物件がアジアで権威ある2A建築賞候補になりました。デザイン的な要点として「白色をいつまでも白色に保つ」という特異な機能が評価された結果であると、たいへん光栄な気持ちです。日本でもこの分野で更に貢献したいと考えています。・・・手前みそながら未だに同等性能の競合品はありませんので。教会

2018年08月24日 [光触媒]
中国に光触媒の最新技術を提供する準備をしていますが、強力な殺菌防カビ機能を発揮させるための必須成分が毎度ご紹介してきた銀銅粉です。・・・さて厳格な中国税関を無事すり抜けられますかどうか??
銅粉
まー一応金属粉ですから金属光沢がお分かり頂けるでしょうね。銅は表面の酸化膜が薄いので銅色のままですが、銀やステンレスやニッケル粉は酸化膜が厚いので真っ黒に見えます。
これで金属銅色の塗料を作る目的使えるのですが本製品目的ではありませんし、たんなる金属感を得るためならアルミフレークの方がもっと一般的です。そう、代表的にはクルマのメタリック塗装に使われる顔料がアルミフレークです。
メタリック車
耐候性とカラーメタリック感を共存させるために「ノンリーフィングタイプ」というアルミフレークが採用されていますが、荘厳なカラーメタリック感が得られる反面、その色調の再現性が難しくてスプレー塗装の空気/塗料比、スプレー圧、吐出量、スプレー間隔を厳密に合わせる必要がありプロでも至難を極めます。現実にはタッチアップは不可能で、メタリック車の事故の場合バンパーとか扉とか欠陥がある部位をごっそり取り替えてしまうのはそのせいですね。
打ち放しコンクリートにメタリック感を与えるための私の拙い経験と失敗はまた追々・・・

2018年08月09日 [光触媒]
日本独特の優れた塗料容器に「一斗缶」があります。これは誤差50g以内で正確に1kgですから(フタを除く)たとえば15kg入りの塗料なら16kgの重量になります。工業塗料なら購入者が絶対に受け入れ検査をしますから重量は測りますが、現場塗装用塗料でこれをしている塗装店を私は知りません・・・実行すべきですね。ところで、では「ずっしりと重い塗料が高級品なのか!?」とは一概に言えないのが塗料という混合物の難しさです。弾性塗料
この一斗缶1缶で20kgもある弾性材が4000円!原材料のだいたいの価格と重さ(比重)を表にしてみました。・・・まあ、原価0円の「水」は論外にせよこれで明らかなのは「顔料分が多いほどずっしり重くて安くなる」ということでしょうか。
価格と比重
弾性塗材や玉吹き材の安さは「水」「酢酸ビニル」「炭酸カルシウム」というもっとも安い原料の組み合わせの賜物なんですね!!逆に高級なほどずっしり重い、という比較がある程度可能なのは「クリヤー塗料」です。クリヤーというと色がないので着色塗料より安いと勘違いしてる方が多いのですが、樹脂は(酢酸ビニルを除いて)顔料よりもかなり高価なのでこれは単なる都市伝説です。クリヤーは一般的に顔料を含まないので樹脂だけのコスト比較になります。裏技として「不揮発分」の問題がありますが、これは追々の話題に・・・
話は逸れますがハイオクガソリンの代替品としてよく話題に上るトルエンは塗料の溶剤としてもよく使われています。・・・本日の価格は47円/ℓですがこれをガソリンに使うのは違法です。よい子は真似をしないように

2018年07月31日 [光触媒]
2液型塗料の硬化剤にはだいたいウレタン(イソシアネートとも言う)が使われていますが、もちろん色々な種類があります。今回は固くなるもの(一般的なトップコート)と柔らかいもの(防水材に採用される)の違いについてちょっと・・・一般的なトップコートの硬化剤は、小さめの缶で主剤の1/5〜1/10くらいのボリュームですね。ふつうのウレタンそれに対して防水材の硬化剤は主剤の半分くらいの大きさで、「けっこう多いな」というイメージがあります。場合によってはどっちが主剤でどっちが硬化剤か判らなくなることも。防水ウレタン実はこれ、ふつうのトップコートに使われる「3官能ウレタン」と、より柔軟性に富んだ「2官能ウレタン」の違いによるものです。
ウレタンのイソシアネート基NCOは、主剤の樹脂の水酸基OHとよく反応してウレタン結合を作ります。これをどんどん繰り返すことで硬化していくのですね。
ウレタン結合
ただ、1分子に手が3本ある3官能ウレタンは、結合しすぎて動きが取れにくくなり硬くなります。・・・3股掛けてる男が動けない状況と似ているような、とか。
そこで2官能つまり手が2本しかないウレタンが、とくに柔軟性を要求される防水材に採用されるのですが、いかんせん手の数が少ないので有効な手を揃えようとすると多めに投入しねければなりません。それが「硬化剤の比率が高くなる」原因の一つです。
難しくなりそうなので読者が減る前に今日はここで小休止。

2018年07月21日 [光触媒]
市販フッ素塗料のうち、ニッペのファイン4Fセラミックはルミフロンをフッ素樹脂成分として採用している多くの製品と異なりダイキン製ゼッフルを採用しています。これは3フッ化塩化エチレンをフッ素系モノマーにしているルミフロンと違い4フッ化エチレンを導入していますのでフッ素含有量が多く、そのため成膜後の撥水性が、より高いのが特長です。分子構造・・・ただ両者ともフッ素樹脂とはいえ現実には「アルキルビニルエーテル」という汎用モノマーが50%以上を占める共重合体なのでクリヤー塗膜としては強靱ですが光触媒反応には耐えません。
当社のNFE2(撥水下地用)は撥水下地に塗布してもはじかないように水を成分から排除してエタノールにしておりましたが、そのエタノールでさえもこの塗料の成膜後の高い撥水性表面でははじくことが株式会社クリエイティブライフ他のお客様から指摘されてきました。
改良検討を行ってきましたが、溶剤をエタノールから更に80%程度酢酸メチルに置き換えることではじかなくなり、ローラー塗装適性も改善されることが明らかになりました。
酢酸メチルは多少特異な臭いを発しますがマニキュアの除光液や食品の香料として採用されている実績もあり
人体への有害性はそれほど高くはなくかつ揮発が早いので施工後に臭気が残留することもありません。
一般的な塗料のようにはじき現象の解決に界面活性剤を使いますと残留分が光触媒反応で劣化して耐候性を劇的に低下させますので、当社ではあくまで蒸発してなくなってしまう成分、つまり溶剤の改良で解決を目指します。
これを新たにNFE2(フッ素用)として当面は限られたお客様にご紹介していきたいと考えております。価格は従来のNFE2(撥水下地用)と同じ予定です。
ファイン4Fセラミック
クリエイティブライフ社から供与頂いたファイン4Fセラミック見本板の画像の右半分に短毛ローラーで塗布乾燥した例です。1回塗布できれいな親水性が得られています。
外装用としては
NFE2(屋外用)   :5分艶以下の水性塗膜、しっくい、コンクリート等の吸湿性の外装面
NFE2(撥水下地用):光沢塗膜面、溶剤系塗膜等の撥水性が高い外装面
NFE2(フッ素)    :とくに撥水性が高いフッ素樹脂塗装面
でお奨めしてゆくつもりです。適性をご確認頂ために各30cc入りの検査キットもご用意します。

2018年07月16日 [光触媒]
塗料関連の計測技術や理論は純粋な科学というより感覚的なものが多いのですが、これもその典型ですね、「隠ぺい力」隠ぺいというと何か悪いことを指しているような気がしますが、これは単に「塗膜が肉眼でどれくらい下地を隠せるか」という(一応は)数字としての指標です。
隠ぺい率1
隠ぺい率試験紙はシールになっているのも売っていて、これを測りたい面に貼り付けます。そしてその上から塗料を塗って乾かすと・・・・スケスケなんでまだシールの存在がクッキリわかりますね。隠ぺい率2
黒い部分と白い部分のL値(色差計の白色度)を測って、その比率が隠ぺい率です。差がないと「隠ぺい率100%」となりますが、そのときにはシールがどこに貼ってあるか判らないから測れないような気もしますが・・・現実に隠ぺい率100%の塗料は存在しませんのでご心配なきよう。 このベージュ色の塗料の場合は隠ぺい率20%程度です。同じ顔料濃度でも淡色より濃色のほうがいい数値になりますが、それは「化学よりも感覚の世界」ということでご容赦ください。
隠ぺい率が低いほど塗料の耐候性がよくなるということは去年お話ししましたが、それは塗膜中の光触媒反応を抑えるという意味でそうなることが理論的にも現実も正しいのですが、もう一つ面白い現象としては「こんなスケスケに見えるときでもUV光はほとんど遮蔽している」ことでしょうか。日焼け止めに含まれる含量はほぼ酸化チタンですが、ゴールデンボンバーの樽美酒のような顔になるまで塗らなくても効果は十分にあることからそれが判ります。この現象を更に応用して面白い使い方を考えて特許も出願しましたが具体的なご提案はまた追々と・・・・
ひとつ「直ぐにできる応用例」としまして・・・鉄鋼等の防食塗装で上塗りを厚塗りしなければならない仕様で、さび止めエポキシを黒や濃色にすることがよく行われています。厚塗りにしないと透けますからね。しかし黒よりも何よりも「ゼブラ模様にするのがもっとも厚塗りを要する」という事実は案外知られていないですね。シマウマ
施工する立場の方々からは恨まれそうな情報ですが・・・

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